トラック導入にかかるリース料は、運送業にとって大きな経営課題のひとつです。
そんな“投資期の赤字”を、リースの見直しで改善できる方法があります。
本記事では、なぜ運送会社が設備投資で赤字になってしまうのか、
そしてグリーンオートリース トラックファイナンスが提供する「リース組替プラン」でどのように黒字化を実現できるのかを、わかりやすく解説します。
設備投資が経営を圧迫する運送業の現実
設備産業である運送事業にとって、トラックの導入は成長に欠かせない重要な投資です。
しかし、その設備投資は多額のコストを伴い、経営を圧迫する大きな要因にもなります。
もし、このリース料を今より安くできたら…
設備投資による赤字も、怖くなくなりますよね。
実は、運送事業者が迎える「投資期」の困難を、リース料の見直しで翌月から黒字化できる方法があります。
それが、グリーンオートリース トラックファイナンスが提供する支援型ファイナンス、
「リース組替プラン」です。
運送事業者が必ず投資赤字になる構造

新車を導入すると、運賃の約20%がトラックリース料(償却費)として発生します。
そのため、5年リースが満了するまで赤字化することが多く、この期間を「投資期」と呼びます。
一般的には、7〜10%程度の赤字が続く構造です。
投資期の後半になると赤字が積み上がり、金融機関との取引が難しくなる「困難期」を迎えるケースが多く見られます。
この困難期をいかに乗り切るかが、運送会社の成長を左右する大きなポイントとなります。
運賃に対する原価構成比を確認しましょう

この事例では、月20万円のリース車両を25日稼働させたケースモデルです。
上記の原価計算表は、平均的な運賃と原価を設定しています。
走行距離200kmで1日あたり40,000円の運賃業務を想定した場合、その原価を可視化すると運賃の約7%が赤字という結果になりました。
この状態がリース満了の5年間続くと、経営への負担は決して小さくありません。
では、もしこの車両を10台導入した場合、事業全体の売上と利益はどうなるでしょうか。
10台導入した場合の経営シミュレーション
| ① 1台あたりの1カ月の運賃計算 | 40,000円 × 25日 = 1,000,000円 |
| ② 輸送原価と利益 | 42,885円 × 25日 = 1,072,125円 ➡ 利益は −70,125円の赤字 |
| ③ 10台を設備投資した場合 | 売上:月 1,000万円 年間 1億2,000万円 利益:月 −70万円 年間 −840万円 |
| ④ 5年後の赤字累計額 | 利益剰余金 −4,200万円 |
わずか7%の赤字でも、5年間続けば累計で約4,200万円の損失になります。
特に3年目〜5年目には金融機関からの取引を控えられるケースもあり、
「投資期の赤字構造」を早めに見直すことが重要です。
3年経過したらリース料を半額に!
ここまで赤字を積み上げる前に、リース料を半額に見直すことで経営を立て直すことができます。
グリーンオートリース トラックファイナンスの「リース組替プラン」では、既存のリース契約を再構成し、月々の支払額を減らすことで翌月から黒字化を実現します。
リース組替プラン導入後の効果イメージ
| 導入前(通常リース) | 導入後(組替リース) | |
|---|---|---|
| 月額リース料 | 200,000円 | 100,000円(半額) |
| 1台あたり月次損益 | −70,125円(赤字) | +29,875円(黒字) |
| 10台運用時の年間利益 | −840万円 | +358万円 |
| 営業キャッシュフロー | マイナス傾向 | 大幅改善 |
このように、リース料を半額に組み替えるだけで翌月から黒字化が可能になります。
赤字を抱えたまま5年間を過ごすよりも、3年目のタイミングで見直すことが経営改善の大きな分岐点となります。
リースの組み直しで黒字化と資金繰りを改善
リースの組み直しによってリース料を半分にした結果、運賃に対する利益率は
−7%の赤字から+3%の黒字へ転換しました。
リース期間を延ばし、月々の支払を減額することで、
黒字化と営業キャッシュフロー改善を同時に実現できます。
金融機関にとって、5年連続の赤字はスコアリング評価を下げる要因となり、
次の融資が難しくなることもあります。
そのため、3年目のタイミングでリファイナンス(組み直し)を実施することが非常に重要です。
グリーンベルグループのグリーンオートリースでは、運送事業者の経営を支援しています。
トラックファイナンスのご相談は、こちらからお気軽にご相談ください。
