「燃料代の支払いが迫っている」「ドライバーの給与日までに資金を確保したい」——
そんな運送事業者の方に向けて、運送会社向けの資金調達支援メニューをご紹介します。
株式会社グリーンベルおよびグループ会社のグリーンオートリース株式会社では、運送事業者の成長支援をメインの事業としており、日々の資金繰りや経営をサポートするための様々なファイナンスメニューを準備しています。
この記事では、「今すぐ運転資金を調達したい」という運送会社の方に向けて、実際に活用できる資金調達の選択肢をわかりやすく解説します。
運送事業者向けファイナンスメニュー
| おすすめ度 | 金利 | 実行までの期間 | ファイナンスメニュー |
|---|---|---|---|
| ◎ | 中 | 中 | ① トラックの売却査定を依頼し、リース導入で車両を補う |
| ◎ | 中 | 短 | ② トラックのリースバックによる売却を依頼(トラック担保融資) |
| ✖ | 高 | 短 | ③ ファンド系のリースバック |
| ✖ | 高 | 中 | ④ ファクタリング |
| ✖ | 高 | 中 | ⑤ ビジネスローン |
| △ | 中 | 短 | ⑥ 税金の未払い |
| ◎ | 低 | 長 | ⑦ 銀行融資(②の補完・復活のための活用) |
資金調達時の注意点
運送事業者向けのファイナンスの種類は、それほど多くありません。
銀行融資が難しくなると、高金利帯のファイナンスを利用してしまいがちです。
しかし、資金調達は「どこから借りるか」だけでなく、“誰が経営を支えてくれるか”も大切です。
日頃から良心的で、経営サポートに力を入れている企業を選ぶようにしましょう。
銀行融資が難しい場合は、リース会社のリースバックを検討するのが有効です。
ただし、銀行が提案するリースバックの中には、高金利帯や条件の悪いクローズエンド契約が含まれていることもあります。
こうした契約は極力避けましょう。
そして、もっとも注意が必要なのがファクタリングです。
資金化が早く便利な反面、年利換算で120%前後の負担となるケースが多く、結果的に経営を圧迫してしまいます。
金融コストをしっかり確認し、厳しい時期こそ、無理のない資金調達方法を選ぶことが重要です。
一番のおすすめはリース会社が提供するリースバック
急ぎで運転資金を確保したい運送会社にとって、最もおすすめなのはリース会社が提供するリースバックです。
契約形態は、必ずオープンエンド契約を選びましょう。
グリーンオートリースのリースバックでは、金利帯は 3.8〜6.8%。
契約はすべてオープンエンド契約で、リース満了後にトラックを残価で買い戻すことができる仕組みになっています。
資金を確保しながら車両を手放さず、事業を止めることなく資金繰りを改善できます。
審査は、トラックの査定と現在の事業内容(決算書や直近の経営状況)をもとに行われ、必要書類が揃っていれば最短4営業日ほどで実行可能です。
資金調達に必要な書類
- 決算書・試算表・車検証
- 自動車保険証券
- 所有権移転・解除書類
(リース中の車両は、既存リース会社との解約を同時に進めます) - 経営者の本人確認
グリーンオートリースのトラックファイナンス
グリーンオートリースの「トラックファイナンス」では、
トラックの時価価値の範囲でファイナンスの与信枠を提供しています。
リースバックのほかにも、リース料を引き下げる組み直しプランや、通常の5年リースより長い6〜8年の長期プランなど、車両を担保にした支援メニューを用意しています。
なぜクローズエンド契約がダメなのか?
リースバックなどのファイナンスは、トラック導入後の回収期の一部を先取りして資金化する、いわば緊急の対応策です。
この際にクローズエンド契約を選んでしまうと、回収期になってもリース料の支払いが続き、
本来回収できるはずの利益を大幅に減らしてしまいます。
その分、誰が得をしているのか——
考えればすぐにわかります。
必ずオープンエンド契約を選択し、リース満了後に車両を残価で買い戻せる契約を選びましょう。
運転資金に不安を感じたら
運転資金に不安を感じたら、早めに準備しておくことが大切です。
トラックの査定や決算書の分析、収益性など、自社の生産性を一度見てもらい、回収期までの期間のファイナンスで経営をコントロールしていきましょう。
相談・お問い合わせは
トラックの査定や資金調達のご相談は、
グリーンオートリースまでお気軽にお問い合わせください。

