経営を正しくコントロールすることで、会社は安定的に成長できます
ここまでの記事を読んでいただいた方なら、
運送事業には“押さえるべきポイント”があることにお気づきだと思います。
そのポイントを理解し、日々の経営に取り入れることで、
- ・ドライバー採用が進む
- ・荷主からの信頼が高まる
- ・経営が安定し黒字化が進む
といった好循環が生まれます。
ここでは、運送事業で失敗しないための 6つの基本ポイント をまとめます。
① 黒字化の出発点は「輸送原価の可視化」
運送事業の黒字への道は、まず 1台ごとの輸送原価を把握すること から始まります。
株式会社グリーンベルが無料で提供している
「運送会計.com」原価計算アプリ を利用すれば、1日10秒で売上と原価を確認できます。
アプリ以外の方法でも構いません。
1台ごとの日計表・原価計算表などを作成し、
どのコースが黒字で、どのコースが赤字なのか
を必ず確認していきましょう。
② 収益性の確認と、生産性向上のための事業計画づくり
収益性を判断する際は、
トラックの償却負担を10年平均に置き換えた視点 が大切です。
同時に、売上に対する間接コストを把握し、黒字化に向けた売上計画を作成しましょう。
それでも黒字化が難しい場合は、
- ・荷主の変更
- ・運賃交渉
といった選択肢も検討していく必要があります。
③ 金利の高い金融商品に安易に手を出さない
運送事業は投資期に赤字が続き、その後“困難期”に入ります。
この時期に 金利の高い金融商品 に手を出してしまうと、金融コストが利益を圧迫し、
次の代替え時期に必要な投資ができなくなるリスクがあります。
そのため、
- ・金融コストの低い銀行取引を大切にする
- ・リースを組み直して(月額負担を軽減)
- ・年利の低いリース会社を選ぶ
など、 資金繰りを安定させる対策 が重要です。
④ 利益還元ルールをつくり、全社員で黒字を目指す
運送事業では、ドライバーの行動が利益に直結します。
- ・燃費の改善
- ・高速道路の使い方
- ・事前整備
- ・無事故の維持
こうした取り組みを促すために、
利益を従業員へ還元する仕組み をつくることが効果的です。
利益を可視化し、1台ごとの収支を共有することで、
ドライバー自身が「利益を生む運行」を意識できるようになります。
⑤ 労務管理と走行距離は必ずチェックする
運賃は金額だけで判断すると危険です。
- ・走行距離
- ・労働時間
- ・待機時間
- ・高速道路の利用有無
これらを総合的に見て、本当に黒字になる仕事かどうか を見極めることが重要です。
⑥ 一番簡単な黒字化への近道は「運送業に詳しい相談先を持つこと」
運送会社の経営は、原価管理、車両投資、人材確保、資金繰りなど、やるべきことが幅広くあります。
特に数字が見えにくいまま進んでしまうと、
「何を改善すればいいのか」が分からなくなり、気づかないうちに負担が重くなることも少なくありません。
株式会社グリーンベルでは、
- ・トラック販売
- ・ファイナンス(リース/リファイナンス/リースバック)
- ・自動車保険
- ・短期リース
- ・トラック駐車場
といった運送会社に必要なサービスをまとめて提供しており、
経営のさまざまな相談に対応しています。
リース料の見直し、原価の可視化、事業計画の支援 など、
現場で本当に困るポイントについて、運送業に特化した視点でアドバイスが可能です。
また、グリーンベルのサービスをご利用いただいているお客様には、
黒字化に向けた経営サポートを無料で行っています。
「数字が苦手で整理できていない」
「困難期に備えておきたい」
といったご相談も多くいただいていますので、
気になる点があればお気軽にご相談ください。
運送業は、適切な知識と経営判断を積み重ねることで、安定して成長できる事業です。
運送事業の成長産業化の為にグリーンベルグループは運送事業者様を応援致します。

